太陰太陽暦 モーメント

植物の吸水構造と移動構成

根からの吸収と転流について

植物の多くは、根,茎(幹や枝を含む)

葉の3つの部分からできています。

植物はもともと、海の中で生活を長い間して、単細胞か多細胞で糸状あるいは葉状をしている。

細胞は水で満たされて、高等植物の重量は

約80~90%を水が占めている。

植物は少しでも水分量が減少すると、生命活

動を維持することが困難となり、植物は萎れ
枯れてしまう。

根から吸収された養水分は、道管を通り周囲
の組織を潤しながら梢まで運ばれます。


この水を上昇させる原動力として、根圧,毛細
管現象,凝集力と、葉の気孔で行われる水の蒸
発(蒸散と呼ぶ)が挙げられます。

1)根の細胞は、吸収された養水分の根圧力
  が高まって、道管内の養水分を上に押し
  上げます。
2)養水分の表面張力によって、管の細いほ
  ど水は上昇します。
3)毛細管である道管内は、水の凝集力(静
  電的な力)が大きいため、大木でも水が
  上昇します。
4)葉で蒸散が行われ、水分が空中に発散
  されると、その水を補うために上へと
  引き上げられる。

植物の光合成は、太陽の光エネルギーを使っ
て、 二酸化炭素と水の2種類で無機物から有
機物の糖 (炭水化物と酸素)が合成される。

この糖が、根から吸収した無機養分と結合し
て、さまざまな物質が作られ、植物の生育の
基本となります。

このように、養水分が無機物や有機物を載せ
て(溶かして)内皮細胞を巡っています。

根で吸収された養水分は導管に入り、根圧で
少しは押し上げられます。

毛細管現象だけでも導管の中の水は、上部の
葉まで連続して到達しますが、成長に対して
は、毛細管現象だけで水の凝集力は、大木で
も根から頂上まで水を連続した水柱とするこ
とができます。

昼間は、葉の気孔の蒸散作用で、水を絶えず
引き上げる力が働くため、水は導管内を上昇
し続けます。

「水の凝集力説」は、証明されたものでなく
「推論」でしかなかったのです。

1995年に、アメリカの2つの研究グループ
が実際に導管内の圧力を測定し、マイナス5
からマイナス35気圧になっていることを示
して、凝集力説は証明されたと思われまし
た。

この値は、数十メートル以上の樹木の水上
昇を説明するためには十分ではなく、別の力
が関係しているとの意見もあります。

導管内に、気泡ができたり消えたりする現象
も観察され、水の凝集力説だけでは完全に解
明された課題とは言えないのが現状です。

酸素は分子量32で、水分子より大きいのに気
体です。

水の分子は、棒磁石のようにプラス極とマイ
ナス極に分かれていて、1つの水分子のプラ
ス極と別の水分子のマイナス極とが引き合い、分子間に強い静電的引力が働いています。

この水分子が静電的に引き合う力が凝集力で、導管のような毛細管内では、200気圧位の力があるとされています。

月や太陽からの引力
(地表に起潮力が働き、海にはが生じる)

地球に及ぼす太陽の引力は、中緯度地方にお
いて地面を30cm程持ち上げ、海面は約1m上
昇させるスケールです。

新月と満月の時期(太陽,地球,月が同一に並ぶ)
は、太陽から受ける起潮力が最大になるので、満潮時の海面は一層上昇(大潮)し、地球にはより大きなチカラが働きます。

多くの優秀な農業生産者が、旧暦(月齢)を利用して農作業を行っています。 

満月時には生殖成長、新月時には栄養成長と
言うのが定説です。 その根拠は、月と太陽による引力が、水の吸上げに影響を与える考え方。

引力(重力の強弱)よる生理現象について

新月時には、月と太陽の引力、満月時には、
月のみ(重力は地球と太陽)

そのため、オーキシンの極性移動にも影響し、新月時には頂芽で濃く根端では薄い。

満月時には逆に、頂芽で薄く根端で濃い。
茎部で重力に、敏感なPINタンパク質等が、
存在するのではないか。

月の引力の影響を受ける可能性のある植物の
活動や成長、葉の上下運動、樹木の幹の太さ、樹木の幹の含水量、根の伸長率などの周期的な変化と月の引力の変動との関連性が議論されています。

”植物の重力応答を研究されている、藤井伸
治先生 の見解”
  (東北大学大学院生命科学研究科)

① 重力の感受
でんぷん粒に富むため比重が高く、細胞内で
沈降する色素体(アミロプラスト)が、重力を
感じる細胞 (重力感受細胞) の下側に沈降する
ことにより、植物は重力方向を感じると考え
ています。

地上部では、胚軸や茎が重力感受細胞で、皮
層や最内層の細胞が内皮細胞です。

根では、先端にあるコルメラ細胞になります。

根が地中方向に、茎が上部方向に伸長する
「重力屈性」や、宇宙での無重力栽培実験で
証明されているように、植物は重力に強い影
響を受けて生長し、重力のある環境でしか生
長できないことが分かっています。

植物ホルモンのオーキシンや細胞内のアミロ
プラストが、重力感受のメカニズムに深く関
わっている。

② 重力シグナルの伝達
(オーキシンの偏差分布の形成)
植物ホルモンのオーキシンを細胞内から細胞
外に排出するオーキシン排出キャリアPIN
タンパク質が、重力を感じる細胞(重力感受
細胞)での重力応答に、重要な役割を果たしています。

重力刺激が与えられていない状態では、PIN
タンパク質は重力感受細胞の周囲の細胞膜に
均等に分布しています。

植物体を横倒して重力刺激を与えると、PIN
タンパク質は、重力感受細胞の下側の細胞膜
に移動し、細胞の下側に向かって多くのオー
キシンを排出します。

つまり、根、茎ともに、横倒して重力刺激を
与えると、上側に比べて下側でオーキシンが
多くなります。

シロイヌナズナの根のコルメラ細胞では、
PIN3タンパク質とPIN7タンパク質が重力刺
激に応答して、局在を変化することが、シロ
イヌナズナの胚軸の内皮細胞では、PIN3タンパク質が重力刺激に応答して、局在を変化することが示されています。

③ オーキシン濃度に応答した細胞の伸長
器官の上下に偏って分布したオーキシンは、
植物器官の不均等な成長を誘導します。

根と地上部(胚軸,茎では、細胞の伸長のため
の至適オーキシン濃度が異なり、地上部(胚
軸,茎) で伸長生長を促進するオーキシンの濃
度では、根では伸長成長を阻害すると考えら
れています。

その結果、根では下側により多く蓄積したオ
ーキシンが、細胞の伸長を抑制することで、
根を下側に屈曲させ茎では下側により多く蓄
積したオーキシンが、細胞伸長を促進するこ
とで、茎を上側に屈曲させると説明されてい
ます。

オーキシンの方向性を持った輸送(極性輸送)
は、狭義では、茎の先(頂端側)から根元(基部
側)へのオーキシンの輸送を指します。

このオーキシンの極性輸送は、植物の維管束
で発現しているPINタンパク質(シロイヌナズ
ナではPIN1タンパク質)が、細胞の基部側(茎
全体での根元側)に局在して、オーキシンを一方向に輸送しています。

この狭義のオーキシンの極性輸送は、茎の重
力に対する向きによって影響を受けないと考
えられています。

一方、重力の有無によって、オーキシン極性
輸送は影響を受けることが、大阪府大の上田
純一先生と宮本健助先生のグループが行った
宇宙実験で明らかにされています。
  (Ueda et al. 1999)

以上のように、地球の重力に応答して植物の
オーキシンの輸送が変わり、組織特異的にオ
ーキシンの濃度を制御する現象が知られてい
ます。

月の動きが植物生長に作用し、植物の生理機
能や生長に働いていることは明らかです。

太陰太陽暦(月齢と潮汐)で、周期的に潅水(液
肥投入)生長調整剤の施用で、窒素コントロールを行う栽培法です。

効率的な栽培管理によって、 無駄を省き,歩
留まりよく、高品質に多収穫を目指す目的と
しています。

植物の諸機能

代謝生理学,栄養生理学,水分生理学,成長(生
長)生理学、運動生理学などに分かれる。

生理学の分野はその対象によって、人体生理
学,動物生理学,植物生理学,細菌生理学などと
呼ぶ。

月齢と潮汐の生育影響

新月に栄養生長、満月に生殖生長

硝酸過剰で、ジベレリン活性が強いと栄養生
長傾向になり、硝酸がうまく同化されサイト
カイニン活性が強いと生殖生長傾向になるこ
とは、これまでも紹介してきました。

一般的にトマト,キュウリ,ピーマン,ナスなど
長期にわたり栽培する作物は栄養生長と生殖
生長の周期があります。

これまで多くの作物を測定する中で、新月の
頃に栄養生長傾向に、満月の頃に生殖生長傾
向になることがわかってきました。

新月の頃に糖度計を使って生長点に近い葉の
糖度と最下葉の糖度を比較すると、その差が
開き気味になり、花の糖度も低い傾向です。

硝酸イオンメーターで測定すると高めの硝酸
値を示し、栄養生長傾向であることがわかり
ます。

逆に満月の頃は、生長点と最下葉の糖度差が
縮まり、花の糖度は高めになります。

硝酸イオンは低めの値を示し、生殖生長傾向
なのがわかります。

潮汐のチカラが影響
(干潮~満潮)
新月の大潮/中潮/小潮/長潮若潮/中潮から
満月の大潮/中潮/小潮/長潮若潮/中潮 へ

新月と満月でなぜこう変わるのでしょうか? 
月の引力が潮の満ち引き()や生命に
影響を与えているのは事実です。

月や太陽の引力により、潮汐を引き起こすチ
カラのことを「潮汐力」といいます。

地球から見て、新月は月が太陽側に位置し、
潮汐力は大きく、満月は太陽の反対側にな
り、潮汐力は新月より若干弱くなるため、植
物の生長にも影響しているようです。

例えば、重力に関係するホルモンとしてオー
キシンがあります。

植物が重力に対して反対方向に伸びるのも、
根が重力方向に伸びるのも、オーキシン濃度
によります。

この性質を重力屈性と呼びます。

科学的に解明されているわけではありません
が、新月のときはオーキシンやジベレリンの
活性が高まり細胞を大きく長く伸ばす方向に
働いて栄養生長傾向になり、満月のときには
サイトカイニン活性が高まり細胞分裂を促進
し、花芽分化や着果促進方向に働いて生殖生
長傾向になるのかもしれません。

新月の闇夜と満月の光も影響しているかもし
れません。

まだ未解明な部分が多いですが、月の影響は
大きいといえます。

月のリズムを栽培に生かす単肥の葉面散布

新月にミネラル、満月前はチッソも⁉

新月の頃は、栄養生長傾向になるので、硝酸
過剰になりやすくなります。

そこで硝酸を同化させるための、葉面散布を
新月の前に行ないます。

また、リン酸・カリ・ミネラル類を追肥や葉
面散布で効かせて生殖生長の方向へ矯正しま
す。

硝酸過剰でエチレン活性が弱くなり、病気に
なりやすくなっているので、農薬(ボルドー)
の散布によりエチレン活性を高める方法もあ
ります。

満月の頃は、生殖生長傾向で、花が多くなり、
生長点の生育が弱く、芯どまりになることも
あるので、満月の前には、ミネラル以外にチ
ッソも追肥や葉面散布を行なうと収穫の波が
できにくくなります。

農業を営む人達はいつの時代にも、いかに作
物の収量を増加させ、品質の良いものをつく
り出すかに心を砕いてきた。

長い農業の歴史には、多くの栽培上の経験則
が見出され、ノウハウとして引き継がれてき
た。

よくあるご質問(FAQ)

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✅野菜作りの土作り「微生物 酵素」

✅土作り「微生物」

✅野菜作り「酵素」

✅高品質に安定 多収穫「ジオバンクメソッド」

「ジオ バンク メソッド」 に関して

Q.「ジオ,バンク,メソッド」とは
A.「土,野,菌,酵」(つち,の,きん,こう)
 「微生物 酵」で、土を肥やし野菜を栽培する1つの手法。

Q.農業用「微生物 酵素」とは
A.厳選の有用微生物(枯草菌/酵母/乳酸菌など)を安定培養させた、農業用微生物資材。

Q.「野菜作りの土作り」とは
A. 植物の生育には、肥料が大切です。
 微生物が肥料を溶解し、植物に生理活性物質 (抗生物質)などを供給し生育を促します。

Q.「高品質」に、栽培とは
A. 酵素の働きで、細胞膜強化や品質 (旨味や 糖度/日持ち)の向上で高品質に体質改善。

Q.「多収穫」に、増収とは
A. 窒素肥料が、酵素の働きでミネラルが機能して、旺盛な生育で歩留まり よく生産向上。

Q.「葉面散布」メソッドとは
A. 葉面に養分が含まれた溶液を散布 し、不足する微量要素を早急に施肥する方法です。

Q.野菜作り土作りの「微生物酵素」とは
A.「微生物 酵素」で堆肥や腐葉土な ど、有機物 を発酵した土は、柔らか く根が張(走)る。

Q.高品質に多収穫「微生物 酵素」とは
A. 多種多様の微生物が、豊富な生理活性物質で、植物の健全で旺盛な生育 をサポート。

Q.「窒素コントロール」葉面散布とは
A. 窒素肥料の特性を理解した上で、他の単肥を追肥として、葉面散布で有効利用すること。

Q.「生理生態特性」活性とは
A. 植物の生育や花芽分化に影響する環境要因は、温度,湿度,土壌(微生物 繁殖環境)に、肥料(多量微量要素)水分,日照,日長などです。

Q.「活力を活性」の葉面散布とは
A. 葉面のクチクラ層へ浸透 /透過して葉内組織に入り、各部位へ働きかけて、その効果を 増強, 拡大,適正化するために多様な農作物の栽培と生産ができる。

Q.チカラのモーメントにムーブメント
A. 2つのチカラが作用するとき、物体に作用するチカラのベクトル和が、それぞれに等しいときの等価である。(チカラの能率向上)

野菜作り土作り に関して

土壌病害(連作)の 防除対策について

Q. 細菌病やウイルス病には
A. 耕種的防除を主体にした、予防防除を基本に 組み立て、化学的防除を適宜に行う。

.「ジオバンクメソッド」では,多彩な有用微生物群による多様な生理活性物質で、野菜作りの土作りを提案。

Q. 土壌病の対策には
A. 土壌病原菌は、1つの病原菌が科や作物をまたがって、土中深く(土壌深度30cmのところ) に存在することができ、再び病害を起こす。

.「ジオバンクメソッド」では、症状の重~軽症によって、菌体/バイオ液での処理(太陽熱と微生物土壌還元消毒)法が異なります。

Q. 連作障害の対策には
A. 一度発生すると、完全に撲滅することはかなり難しい。

.「ジオバンクメソッド」では、菌体バイオ液で処理を微生物 酵素を推奨しています。

Q. 植物病原体の対策には
A. 主因、素因、誘因がそろって病気は起こり、相起こり、相互作用によって病気の程度も 決まってきます。

 昆虫の媒介や水が媒体による、防除方法
(化学的防除/物理的防除/ 生物的防除)は
 いろいろあります。

.「ジオバンクメソッド」では、微生物酵素の
 期待できる拮抗微生物を用いて、潅水や葉
  面散布の技術に取り組んで、防除効果を引
 出しています。

Q. 活着/発根には
A. 発根や活着を促す「葉面散布」は、アミノ
  酸とミネラルで豊富な炭水化物が必須です。

.「ジオバンクメソッド」では、複合微生物の
  潅水や酵素の葉面散布などで、発根や活着
  効果を引出しています。

Q. 「失敗しない」野菜作りの土作り
A. おいしい野菜を作るには土作り、病気にな
  らない野菜を育てるために、とても重要な
  工程です。

.「ジオバンクメソッド」では、多くの方のチ
 ャレンジをサポートできればという思いか
 ら、実践者様向けに「微生物 酵素」の情報
 発信をいたします。

Q. SDGs へむけて、社会貢献
A.「Sustainable Development Goals(持続可
 能な開発目標)」環境保全に関わる内容も
 追加され、持続可能な食料生産システムの
 確立やそこに関わる生産技術の研究、多様
 性保持、また価格安定性などが記載されて
 います。

.「ジオバンクメソッド」では、自然と共存
 の知恵と技を学び伝え、都市と農山漁村の
 循環と世代をこえた人々のつながりを取り
 戻す活動で、持続可能な農業ビジネスの実
 現をめざします。

肥料を知ると 土が活きる

良い土の特徴や見分け方、堆肥作り、肥料、カルシウムを解説。

元気な野菜を作るため「土作り」
団粒構造がうまくできていないと、土が固く締まり、排水や保水がうまくいかず、通気性も保肥力(土が養分を保つ力)が弱まってしまいます。

土作りに必要な「堆肥」

堆肥を土壌にすき込むことで、物理的に保水性や排水性、通気性、保肥力がよくなり、また微生物の堆肥をエサとして、活性化します。

堆肥を腐葉土と混ぜる土作り

腐葉土作りに使う落ち葉は、落葉広葉樹(ケヤキ、クヌギ等)がお勧め。

野菜の健康は、肥料

野菜が育つのには、窒素・リン酸・カリウムの三大要素に、高品質に多収穫に重要な微量要素(カルシウムやマグネシウム)が必須です。

野菜作りの土作りに「カルシウム」が必須

カルシウム(石灰)を使用せずに、堆肥やぼかし肥を使ってpHのバランスをとる方法もありますが、日本は雨が多く土が酸性に傾きやすくなっています。

石灰には、いろいろな種類がある

カキガラ石灰やサンゴなどを使用するのがお勧めで、効き目が穏やかなので、アルカリ性に偏りすぎず、土も硬くなりにくいのが良いところです。

肥料の与え方

元肥(施肥)は、種まきや植付け時に最初に与える肥料の事。 

追肥は、生育ステージ毎に、随時 肥料が不足になってきたら追加で与える肥料を言います。

肥料の効き方

(1) 速効性肥料
  一般的に化学肥料などは早く効きやすく、早く効果が無くなる傾向にあります。

(2) 遅効性肥料
  一般的に有機肥料などがこれに該当します。

(3) 緩効性肥料
  初期〜後期まで肥料が効くように加工された肥料です。

収穫物の品質向上や草勢や樹勢が弱いとき、根の機能が低下したときや生理障害が現われたときなどに、速効的に使われています。

葉面散布で、発根や活着を促し旺盛に肥料を吸収させ、作物を大きくしているのです。

アミノ酸酵素は、品質向上や発根を促し、葉物野菜や果実などに多く使われています。

生命活動の根幹に重要なミネラル、十分に供給されることで細胞分裂は活発になり、生命活動を支える酵素の働きが旺盛になります。

土壌施用で調整をするには、高度な知識と技術が必要になります。

過剰投与による障害もでやすいため、葉面散布でミネラル分をコントロールすることは重要です。

葉や茎からも養分を吸収させ、葉面や土壌微生物にも活力を与える、「リズム3」有機アミノ酸 酵素剤は、画期的な特殊肥料です。

※ 生育状況を見ながら、適切な微量要素や窒素コントロールを5~7日おきに3~5回散布してください。


<葉面の期待効果>
○ 湿害で根から養分の吸収が低下したとき
○ 微量要素欠乏を補うとき
○ 未消化の体内窒素を低減したいとき
○ 高品質に多収穫したいとき

葉 面 散 布 時 期
エネルギー効率のよい生育が、農産物の品質を高める。
〇 葉面吸収の盛んな午前中に散布します。
〇 日中の高温時は、薬害がでやすいので注意してください。
〇 降雨直前や風の強いときは、散布を避けてください。
〇 栄養成長(根/株作り)や生殖成長(花芽分化)をコントロール。
〇 根痛みの、発根/活着を補う。

葉 面 散 布 濃 度
〇 葉面散布剤を用いるときは、指示された方法で散布します。
〇 高濃度で葉焼けの障害が生じ、幼植物や生育の衰えたときは薄くします。

葉 面 散 布 方 法
〇 養分吸収は、葉の表面より裏面のほうが多いので裏面にも散布します。
〇 古い葉より新しい葉のほうが吸収が盛んなので新葉を中心に散布します。
〇 カルシウムは、移動しにくい要素で欠乏の現れている葉に散布します。

葉 面 散 布 施 用 目 安(摘要)
■ 葉菜類の場合
 ・天候不良時の生育促進
 リズム3 カルシウム混用 各1000倍希釈

 ・葉色の改善
  リズム3 尿素混用 各1000倍希釈

 ・品質、日持の向上
  リズム3 カリ混用 各1000倍希釈

 ・結球促進
  リズム3 800倍希釈

■ 果菜類の場合
 ・成り疲れ防止
  リズム3 尿素混用 各1000倍希釈

 ・天候不良時の生育促進
  リズム3 カルシウム混用 各1000倍希釈

 ・肥大促進、品質、日持の向上
  リズム3 マグネシウム混用 各1000倍希釈

 ・軟弱徒長防止、着花促進
  リズム3 リン酸混用 各1000倍希釈

【果樹類】
 ・生育ステージに合わせて、散布してください。

■ 開花直前に
 ・花粉に力をつけ結実をよくする
  リズム3 1000倍希釈 定期的に活用

■ 落花直後から
 ・力強い葉の早期確保
  リズム3 1000倍希釈 定期的に活用

 ・養分転換期の栄養補給
  リズム3 1000倍希釈 定期的に活用

 ・果実の細胞分裂促進
  リズム3 1000倍希釈 定期的に活用

■ 幼果肥大期
 ・樹勢を安定し果実の肥大促進
  リズム3 1000倍希釈 定期的に活用

■ 花芽分化期
 ・梅雨時の徒長を抑制する
  リズム3 リンカリ混用、もしくはカルシウム混用
  1000倍希釈 3~5日毎に活用

 ・花芽分化を促進し、花芽を充実させる
  リズム3 500倍希釈 3~5日毎に活用

■ 果実肥大期
 ・樹勢を安定し果実の肥大促進
  リズム3 1000倍希釈 定期的に活用

■ 着色期
 ・着色促進と地色を向上する
  リズム3 カルシウム混用 各1000倍希釈

■ 収穫後に
 ・樹勢を回復させ、貯蔵養分を増大する
  リズム3 尿素混用 各1000倍希釈

注 意 事 項
・小児の手の届かない場所に、保管してください。
・希釈液は、使い切ってください。
・目に入った場合は、水でよく洗い流してください。
・直射日光や高温になる場所での保管は、さけてください。
・長期間静置すると沈殿物や固形物が析出することがありますが、品質に問題ありません。
※よく振ってお使いください。

高品質に多収穫サイト公開

微 生 物 酵 素 で
 野 菜 作 り & 土 作 り 


「ジオ バンク メソッドで解 説」

  安 全 , 安 心 , 美 味 し い
      高品質の野菜作りメソッド !


    ◇ こ ん な 方 に !

 1) 微生物の多彩な機能性で、
      肥沃な土づくりを目指す方

 2) 酵素の活性機能触媒で、
     高品質な野菜作りを目指す方

 3) 高機能で安全,安心,美味しい、
       野菜の多収穫を目指す方


 ” 連 作 , 害 虫 ” や、肥料に、
 課 題 の あ る 方

生 産 者 が「つ な ぐ」メソッド

    安全 / 安心 / 美味しい 、 
  高 機 能 野 菜 の チ カ ラ
「高品質に多収穫」の モ-メント

※ 夢のある / 豊かな / 潤いある
    農業 ビジネス ライフ


 ■ 儲 か る 農 業 メ ソッド !

              がんばる日本の、生 産 者


 ■ 稼  ぐ  栽  培 メ ソッド !

              がんばる日本の、経 営 者


 ■ ブ ラ ン ド 作 り メ ソッド !

              がんばる日本の、消 費 者


  生産者の チ カ ラ で 叶える!

  機 能 性 野 菜 は・・・
        作る、育てる、食する !



    「 ミ ッ シ ョ ン 」

 1)肥沃大地に、
    土着菌の微生物を元気に土作り


 2)機能性野菜に、
     酵素の触媒で元気な野菜作り


 3)肥料(五大栄養素)機能を

        最大限に有効活用する



   ブ ラ ン ド で 稼 ぐ  !

グローバルな食文化に、
 高たんぱく質高品質の機能性野菜で勝負

 高タンパクに高機能性野菜で、販路拡大


機 能 性 野 菜 を 多 (増)収 穫


※ブランド ” ” の高級感で儲ける



  ・ 安 全 を 作 る  生産者の 喜び



  ・ 安 心 を 売 る  販売店の 喜び



  ・ 味 わ う 消費者の 喜び



フレバーに、こだわり 
    高機能性の野菜作りで,稼ぐ


        最大限に有効活用する



   ブ ラ ン ド で 稼 ぐ  !

グローバルな食文化に、
 高たんぱく質高品質の機能性野菜で勝負

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  ・ 安 全 を 作 る  生産者の 喜び



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  ・ 味 わ う 消費者の 喜び



フレバーに、こだわり 
    高機能性の野菜作りで,稼ぐ


 フレバーを重視した、栽培メソッド


こだわる !
1) 農産物を、高タンパクや高品質に


2) 農産物を、多(増)収穫に


3) オリジナルやブランドで、高収益に


    生 き  残 る 為 の 
      農 業 ビ ジ ネ ス


※ 微 生 物 で 元 気 な 土 作 り 


 1)土作り(土壌改良)で、
      作物を ” 多(増)収穫”


          命を宿す場(栽培環境改善)作り。
          微生物/酵素の活動 / 繁殖力を活性



 2)植物活力で ” 高機能性の野菜作り”


        肥料(微量要素)の機能性や特性を
       有効的に活かすことが重要



 3)9_9 ストアー で
  大切な命をつなぐ、チカラ を実感。


 あふれるエネルギーを体感 / 効果を実感。



・エポックジャパンは
      「食農と美」をテーマに

    食(野菜のチカラ)の大切さを伝える。

よ く あ る ご 質 問
◆「高品質に多収穫」について

Q. 「安全,安心,おいしい」食からの健康ビジネスの確立

A. 土壌が健全であれば、栄養豊富の高品質な野菜に育ち、人の健康に貢献する。


Q. 「微生物酵素」で、生産性の向上を目指す

A. 肥料は効率よく微生物が溶解(分解)と、酵素の(触媒)で効率的かつ安定生産。


Q. グローバリゼーションの流れをリードする、ブランド作り

A. 「SDGs」の自然循環機能(環境保全)を図り、持続可能な農業の発展を提案。

◆ ジオ バンク メソッドについて

Q. ジオ バンク メソッドとは

A. 「土,野,菌,酵」(つち,の,きん,こう)

  ■ 土を肥やす、
    作物を元気にする一つ手法(メソッド)

  ・土作り微生物

  ・野菜作り酵素

  ※ 高品質に多収穫「微生物酵素」

Q. 多彩な微生物のモーメント

A. 有用微生物を活かす

 ・嫌気性菌(酵母菌)は、
       腐敗→分解が得意です。

 ・有機物や化学物質を発酵の前に
  「腐敗・腐食」の働きが重要で、
      無酸素でエネルギー効率よく分解。

 ・好気性菌(乳酸菌,枯草菌,納豆菌,
   有胞子乳酸菌,根粒菌)は、発酵が
   得意で,どちらも窒素を供給します。

 ・好気性微生物が多い土壌は、短期的に
   いい土壌になります。
       経年では、効果が薄くなります。

Q. 多様な酵素のモーメント

A. 豊富な生理活性物質(酵素)の活用で、
  肥料を活かす

 ・地力窒素の主要な給源は、微生物に由来
  するタンパク態と考えられます。

 ・土壌中の窒素の無機化は、主としてタン
  パク質のプロテアーゼ分解によるアミノ
  酸生成と、それに続くアミダーゼ,リアー
  ゼ,オキシダーゼなど酵素の働きによる、
  アミノ酸からのアンモニア生成。

Q. 微生物酵素で、高品質に多収穫

A. 「地力窒素」が、生産量向上の土台

 ・化学(窒素)肥料は効き目が早く、野菜
  の収穫や品質に大きく関わり、酵素で
  ミネラルを素早く効かして、タンパク質
  に転換する生産者の葉面散布が必須。  

Q. 「トラブル回避」が、多収穫には必須

A. 「土壌病/連作」の軽減と予防

 ・土壌中には、小動物や藻類や糸状菌
  (カビ)放線菌.細菌などの微生物が生
  息して、有機物を栄養分に分解,吸収し
  やすいようにしている。

 ・植物が自力で、ミネラルや肥料を活用
  するには、限界がある。
  栽培層には、施肥した肥料が残らないよ
  うに、微生物酵素でアミノ酸や核酸分解
  物や、植物ホルモン生理活性物質を効率
  よく生成させる。

◆「高品質に多収穫」の 実 践

 Q. 「葉面散布」を使いこなす
A. 葉面散布の目的とは
 ・根だけでなく葉や茎、果実表面からも
  養分を吸収する能力を持っている。
  この特性を活用することが、葉面散布
  での施肥技術です。 

Q. 葉面散布の特徴 
A. 速効性 … すばやく効かせられる
 ・体質改善(飢餓/欠乏/過多/防除/駆除)
  が容易にできる。

 ・根や葉の光合成/生合成が鈍った時に、
  養分補給ができる。

 ・単肥で、必要な量/生育ステージ事に
  ダイレクトに施用できる。

 ・旺盛な生育で、高品質に多収穫が可能

Q. 葉面散布のタイミング
A. 異常気象による、高温,低温,過湿,乾燥,
          低温,日照不足など
 ・施肥,土壌環境による、養分の吸収能力
  が低下した場合。

 ・収穫,摘採.成疲れなどで、植物が弱った
  場合。

 ・花芽分化促進、徒長抑制などの生育を
  コントロールする場合。

 ・台風など風水害、霜害や雹害などの早急
  な回復を行いたい場合。

Q. 酵素の葉面散布で、ミネラル有効活用
A. 酵素の触媒作用は
 ・必須ミネラル成分が、アルギン酸、アミ
  ノ酸、ビタミン類、多糖類など植物成長
  維持物質と共に、植物エネルギー源の補
  給や転換を活性化する。

 ・植物を即効,相乗効果で、順調な花芽形成
  に色鮮やかな花やミネラル豊富のジュー
  シーな果実、日持ちのいい野菜に導く。

Q. 炭酸同化作用の強化に、葉面散布
A. 高品質には
 ・どんな野菜,果物も、ビタミンやミネラル
  の微量栄養素をはじめ、酵素の働きが
  なければ、正常には機能を果たさない。

     ※ 未消化の硝酸態チッソに見合う、ミネ
  ラル 供給が重要です。

Q. 光合成と生合成の活力活性は、相互作用
A. 受光性の向上で
 ・表皮細胞や茎葉も強化され、病害虫耐病
  が向上します。
  枝ぶり,受光体性の向上、栄養成分の
  スムーズな吸収などにより増収も期待
  できる。

 ・土壌微生物相が、バランスよくなる。

 ・植物の根が、大幅に伸長する。

 ・有機物の発酵分解が、促進される。

 ・作物の温度、水ストレス耐性が向上。

 ・肥料が、効率よく効くことで増収穫。

 ・ミネラルが効いた形状が、顕著に。

 ・年々、地力が上りバランスのいい土に。

 ・冷蔵した植物の休眠打破と、活力活性。

 ・表皮細胞、クチクラ細胞が充実し、
       光合成(受光性)が高まる。

◆ 微 生 物 酵 素 について、
        お問合せください。

農業用「微生物 酵素」を紹介

野菜作り土作り「微生物 酵素」で、肥料を栄養源に

夢のある, 豊かな, 潤いある、健康生活

『ジオ バンク メソッド』概要

高品質に安定 多収穫を「ジオ バンク メソッド」で解説。

どのようにして、野菜や果実を高タンパク質・高品質・多収穫が可能か。

通常、農作物の栽培は、慣行栽培で化成肥料を用いた農作物の栽培である。

土壌中のミネラルの吸収は、硝酸態窒素の吸収力に追いつけない。

ミネラルが足りないのであれば、それを絶えず供給することが肝要だ。

肥料の吸収と、微生物酵素を深く理解し、炭水化物付き窒素は、ミネラルの相乗効果が重要となります。

微生物酵素は、相互的に繋がり、実践することで「高タンパク質」,「高品質」,「多収穫」の作物を栽培することが可能です。

一つ目のキーワードは「アミノ酸」

通常の作物は、土壌から水(H2O)と無機窒素を蒸散と合わせて吸収します。

水と二酸化炭素を葉緑素に運び、太陽エネルギーを利用して、炭水化物をつくり根に送ります。

送られてきた炭水化物は、根から吸収した無機態窒素と結び付き、根でアミノ酸を合成します。

 しかし天候が悪い時や低温時、または無機態窒素の土中濃度が高く、吸収量が多い場合など、アミノ酸合成に必要な炭水化物やミネラルが不足し、体内(茎・葉・実)に過剰な硝酸態窒素が残留します。

炭水化物が不足(硝酸態窒素過多)だと、作物の細胞を守る細胞壁や作物の骨格を形成している、セルロースやヘミセルロースの材料不足を起こし、害虫や病原菌から体を守ることができなくなります。

 また、ミネラルの吸収を促進するはずだった混酸不足や酵素の触媒機能が低下し、光合成による生合成に必要な必須ミネラルの吸収や酵素の触媒が働かず、品質低下や病害虫による被害で、減収量や減収益に陥ってしまいます。

アミノ酸は、元々炭水化物が結合した有機態窒素であり、無機態窒素とは異なり、光合成で作られた炭水化物をほとんど必要としません。

 したがって、使われなかった余剰炭水化物は、作物を強化する植物繊維(ヘミセルロース&セルロース)へ回すことができるため、病害虫に晒されにくい体質になりながら高品質・多収穫することができます。

二つ目のキーワードは、「ミネラルの供給」

作物栽培において、肥料(NPK)および堆肥だけを、施しておけば良いということではありません。

光合成に必要な元素は、窒素だけではありません。

作物は、成長するために必要な元素(必須ミネラル)があり、それぞれの生育に対しての働きがあります。

ミネラルは、光合成をはじめとする生化学的な反応を制御しているため、ミネラルが不足した状態で窒素を施すと軟弱な成長となり、病気を引き起こしやすくなります。

必ず、ミネラル先行,窒素後追いとなるように、施肥管理を行うことが重要となります。

ミネラルをバランスよく供給するだけでなく、機能性を活かせるするように生育状況を観察、養分過不足を調べ、体質改善(生育コントロール)に基づいた栽培管理が重要となります。

三つ目のキーワードは、「野菜作りの土作り」

植物や農作物の良し悪しのは、土壌の状態で、左右される。

C/N比を調整した原料を発酵させると、中熟堆肥が土壌中で分解する過程において、植物に利用しやすい水溶性炭水化物が生成されます。

この水溶性炭水化物は、土壌中のミネラルを根酸に代わって溶かし、吸収しやすい水溶性ミネラルに変換します。

好天の場合は、アミノ酸吸収によって生じた余剰炭水化物と、根から吸収された水溶性炭水化物により、さらに高タンパク質の高品質に多収穫が達成できます。

また、悪天候の場合でも、余剰炭水化物や水溶性炭水化物が多いため、光合成や生合成に必要な必須ミネラルを供給することができ、品質低下や病害虫害で収穫減を最低限に抑えることが可能になります。

土作り中熟堆肥を利用して、太陽熱微生物還元処理を行うことが重要となります。

① 土壌団粒の促進により、根張りを改善し光合成能力を上げる。
② 土壌病害虫と拮抗する有用性微生物を増殖させ、病気の発生や連作を防ぐ。
③ 水溶性炭水化物を供給することにより、発根/活着を促し生育を向上させる。

太陽熱還元処理を行うは、土壌団粒の形成が促進され、土壌中の根張りが向上します。

肥料の旺盛な吸収根は、生合成を盛んに促し、作物の繊維を強化し、病害虫の抵抗性が向上します。


前作で生き残った病害虫や、これから発生する可能性がある病害虫のもとを断つことができます。


これらの複合効果により、病気が発生しにくい高品質に多収穫の作物を栽培することができます。


また雑草の種子を死滅させることもできるので、作業効率も上がります。

高品質に多収穫「ジオバンクメソッド」

「リズム3」の含有肥料成分と効果

太陰太陽暦
特殊肥料「リズム3」含有肥料成分
     
 " 醗 酵 ア ミ ノ 酸 液 " の 植 物 活 性 で、作 物 を 高 品 質 に 安 定 的 多(増)収 穫

◎ リズム3のアミノ酸は、2〜3年以上の特殊醗酵を積重ねて、酵素化した純粋な食品にあたります。
     用途は、調味料や加工食品に多く使われているアミノ酸で、旨味が良くなる成分なのです。
     この主成分(アミノ酸)を農業に応用したのがリズムです。
     アミノ酸は、変化し易いもので、細胞を作り新陳代謝に必要な素材なのです。
  ・活性を促す炭素肥料として、また微量要素も含有して、効率よく窒素肥料をエネルギーに促す。

◇ 機 能 性触媒力の働き/強さで、何にでも結びつく。
     イオン化しているので、結び付き易い性質があります。つまり展着剤の代用に使えます。
  ・浸透力の働きが非常に優れている。
     有機物と結合するので、酸化結合を解きほぐす働きがあり、浸透性が非常にいいです。
  ・抽出力の働きが強く、早い。
     醗酵させることでのパワーで、分解や抽出が簡単に起きるので、有機 / 減農薬栽培に最適です。
  ・酸化還元力の働きが強い。
     醗酵は、酸化 / 腐敗とは全く異なり、病害虫を寄せ付けません。
  ・乳化力の働きが強い。
     硬いものを柔らかくする力と、いろんなものを混ぜ合わせる力です。
     数種類の資材を混合した場合には、均一に混じりあってバラツキがなくなります。

■ 成 分
    ○  N (窒素): 0.4%    P (リン酸): 0.03%    K (カリ): 1.1%    炭素率 : 19.4
【 分 析 結 果 】(100g中の数値、検出限界1mg/100g) (特 徴)
《C/N比の高い順番で記載》
ロイシン               537mg  :成長促進に重要で、着色をよくする成分
イソロイシン        376mg  :成長促進に重要で、渋みに関わる成分
バリン                   447mg  :細胞(毛根等)の分化能力/成長ホルモンを助成する成分
プロリン               432mg  :優勢花に必須、着果をよくし、甘味を作る窒素源として有効です。
メチオニン            118mg  :施光性/光活性や生物学的メチル基の移動反応で、果実の熟成促進に
                                              効果大、毛(細)根の発生を促します
グルタミン酸       1224mg  :アミノ酸/糖タンパク質の合成を助け、耐菌性/耐寒性を強める
スレオニン             225mg  :糖タンパク質活性成分と成長促進
アスパラギン酸      530mg  :吸収しにくいカリウムを助け、成長促進に必須アミノ酸の合成を促す
フェニルアラニン   378mg  :光活性/葉/根の成長に有効成分
アラニン                 376mg  :糖タンパク質生成源で旨みをます
セリン                     505mg  :グリシンと内部転換し、回路のメチル基転移を助け、根毛の伸長促進
リジン                     297mg  :植物の成長に必須、アミノ酸の生産基材
チロシン                   35mg  :植物の色/光沢をよくする
グリシン                 243mg  :糖による酸化防止作用効果とアミノ基生成基材耐霜/耐寒力を作る。
アルギニン             458mg  :葉/根の活性化機能を有し、光活性/CO2補足効果が有ります。
ヒスチジン             115mg  :金属イオンと錯塩を形成し、生物の成長を助ける必須アミノ酸。
シスチン                100mg  :タンパク質を作るのに重要な働きをする

■ 効 果
  (1) 肥料やミネラルを効率よく、効かせることが出来ます。
  (2) 農薬の使用量や散布回数を減らすことが出来ます。
  (3) 抜群の受光性で豊富に炭水化物を生合成します。
  (4) 栄養成長と生殖成長の速度コントロールが出来ます。
  (5) 植物(作物)が高タンパク / 高品質の健康野菜に体質改善が出来ます。
  (6) 病害虫 / 耐寒性などの抵抗力が上がります。
  (7) 生産コスト削減、さらに多(増)収穫で高収益が望めます。

■ 使 用 法
  ○ 500〜1000倍に希釈して、3〜7日毎に、葉露程度の葉面散布を行ってください。
  ○ 生育ステージ毎に、植物体内のNコントロールを適宜(倍率や散布間隔で)に調整が出来ます。
    ・春めく状況での軟弱体質/徒長等の抑制は、500倍率の希釈で、3日毎に葉面散布です。
    ・花芽分化促進は、500倍率の希釈で、3日毎に葉面散布です。
        硝酸態窒素が高レベルの場合は、リン酸/カリ等を葉面散布や
   リズム1000倍の希釈にカルシウムを混用し葉面散布です。
       (リンカリの潅水は10日前に行い、小潮の7日前から、若潮の2日後まで葉面散布を行います)
  ○ 液肥/農薬との混用は、水溜めタンク内では可能です。(原液同士の混用不可)

◇ 苗を定植する場合
    水や液肥で1000倍に希釈し、ポットごと吸わせてから定植、また株元潅水で根つきを良くする。

◇ 花壇・菜園の場合
    800倍〜1000倍希釈で、1週間に1回程度与えてください。
    直播きした場合は、間引きが終わったころから使います。

◇ 鉢植えの場合(5号鉢程度の鉢植えを基準にすること)
   ・ 弱った株には、1株あたり1000倍の希釈で、1週間に1回程度、根元にかけてください。
   ・ 元気な植物には、500〜800倍の希釈で、1週間に1回、根元にかけてください。
   ・ 観葉植物は、環境が変わり、葉の色艶が落ちるので、葉面散布を1000倍液で行うと効果的です。
   ・ 定期的に1000倍に希釈してスプレーで葉面散布すると、元気に生育して色つやが持続します。

◇ 樹木の場合
    樹形にそって溝を掘り、1000倍に希釈して、液肥に混ぜて投与します。

■ 野菜を高品質に多(増)収穫のポイント
  ○ チッソ肥料やミネラルを効果的に活用して、作物を高タンパク, 高品質に多(増)収穫にする
     一つに、植物体内の炭素濃度を強制的に高めることが求められます。
  リズムの葉面撒布を定期的に行うことで、チッソ肥料を効率よく盛んに炭酸同化を促進させ、
  植物体内の未消化のチッソを低減し、高品質に多(増)収穫されます。

※ ご 注 意
  ○ チッソ(飢餓)低減にご注意ください。
      週1回程度に、水や液肥で希釈して、葉面散布もしくは根元に潅水してお使いください。

月のリズムで、農作業(葉面散布)
古来より私たちの祖先は、月のリズムを使った方法で、当たり前のように農作物を育てたとも言われています。
月のリズム農法は、29.5日で新月から満月の周期を行う暦です。

月の満ち欠けで、農作業をする目安
・月齢のリズムと生育リズムを整えることで、品質や収穫が向上し、病害虫の被害を軽減します。
・月齢&潮暦を参考に、計画的な段取りで農作業です。
・新月は、栄養成長で徒長しやすいので、若潮頃に、リン酸やカリを効かせます。
・新月は、栄養成長に傾き病気が発生しやすいので、カルシウムの葉面散布や防除を行います。
・移植や定植は、新月の5日前からです。
・収穫時期は、新月から満月にかけてが適期です。
・満月は、生殖成長になりやすく芯止まりしやすいので、若潮に窒素を効かします。
・種まきは、満月の5日前からです。
・小潮期は、養水分の吸収が弱く、転流期なので潅水や追肥、芽かきや葉かき定植を控える。
※月齢と植物には、成長率などに関係性があり、これを活かすこと。

地球上では、月のリズムの影響を受けている
28日間をかけて、月は満ち、そして欠けていきます。
合わせて、満月の夜にだけ咲く花もあるし、満月の夜にサンゴが一斉に産卵することがあります。
女性の生理現象も、おおよそ28日のムーンサイクルです。
生まれるのは満ち潮で、息を引き取るのは潮が引く時と言う話もあります。

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月齢で植物の成長に変化
月齢と植物には、成長率に関係性があり、農業に活用することができます。
種まき、肥料、追肥、収穫、防除などのタイミングを月齢によって、多くの効果が得られると言われています。

この自然のシステムを有効に、農作業に取り入れられないかという問題や関心があります。

あるHPで、次のような記述を確認しました。

<新月 月齢0 定植は避ける>
水分は、畑の土中奥深くに、沈んでいるから。
水位が下がっている、ということが、
このタイミングで、植物を植えると水分不足になる。
充分な水分がないと、自らの根では水を吸い上げにくく、活着が悪くなるという。
水捌けのいい畑では、この影響がより大きいかもしれない。

<満月に向けて 月が太る時期>
水位が次第に上昇する時期は、地面より上方に育つ植物(果菜類・葉菜類)の定植・接ぎ木・種まきに適している。
月の満ち欠けは1日の中でも生じており、 果菜類等の定植は、朝の時間帯が適している。

<満月 月齢15>
畑の土中や植物体内の上部に、水分が集中する。
満月の2日前あたりに、種を蒔くと発芽率が良くなるようだ。
虫は、満月時に産卵を行う傾向があり、害虫駆除をする場合は、孵化直後の一齢幼虫を狙って、満月の数日後に行うと効果が高い。

<満月を過ぎて 月が細る時期>
畑の土中水分(水位)がどんどん下がっていくこの時期には、根菜類等(地面より下方に育つ根菜等)の種まきや植替えに適している。
また、しっかりした根の成長が必要な灌木や木を植えるのにも良い時期。
冬期間保存する穀物や果物は、月の欠けていく時期に収穫するのが良い。
この時期の植えつけは、午後から夕方にかけてが良い。

<そして新月に戻る>
この日は、旧暦4月1日。新月から月が太り始める時期にあたります。
果菜類・葉菜類の定植などには、適した時期となっていくようです。

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肥料を適正値に収める月のリズム

植物の生育ステージ毎に葉面散布
植物の成長リズムには、月齢に伴い成長が変化します。
・満月は、月齢13.8~15.8の値で、地上(葉)部の活性がみられる。
 殺虫剤が効きやすいのが、満月に浮遊して産卵孵化する害虫で卵から羽化したての頃が効果的です。
・新月前後から月齢7前後にかけて、地下(根)部の活性がみられる。
・月齢7前後(小潮)から満月にかけて、栄養生長が盛んに行われます。
・満月(13.8から15.8)前後以降から、地上部の成長がゆるやかになる。
・月齢22前後(小潮)から新月にかけて、地下部の成長が盛んにり、生殖生長に傾きます。
※大潮時は、植物の水や養分の吸収率が高くなり、生命活動が旺盛になる。

ダイレクトに「リズム3」を葉面散布

植物の生育が悪く、葉の色がおかしいときは、肥料が不足している。
葉面散布で、葉に不足している養分を補給して生育を良くする。

鉄や銅、亜鉛、マンガンなどの微量要素や、窒素・リン酸・カリウムなどの主要な無機質成分、アミノ酸などの有機質成分を補給します。

不足しがちな元素

植物内で「移動しやすいもの」と「移動しにくいもの」、その「中間があります。

移動しにくいカルシウムやマグネシウムは、葉で欠乏症が発生することが多く、そんなときに葉面散布剤が活用されます。

移動しやすい … リン、カリ、イオウ、塩素

移動が中位  … マンガン、亜鉛、銅、鉄、モリブデン

移動しにくい  … カルシウム、マグネシウム

※どのような肥料が不足しているのかを見極めることが大切です。

※土壌中の肥料分が不足していないかを必ず確認し、不足している場合は追肥をします。

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葉面散布で生育コントロール

花芽分化や徒長抑制など、植物の生育ステージに合わせて、葉面散布剤と単肥で、生育をコントロールすることができます。

※花芽分化とは、植物が実や種をつける前段階の花を咲かせる生長に移行すること。

  花芽分化時や着果時期などのリン酸要求量が多い時期に施用することができます。

※徒長とは、植物の葉厚や葉の色が薄くなり、葉や葉柄および葉身が弱々しく伸びた状態。

  曇雨天や冬で日射量が少ない日が続く場合は、植物は光合成が減少し生育が弱るため、アミノ酸を含んで光合成を補うような葉面散布です。

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リズム3」には、葉に吸着し浸透しやすい成分が入っているため、展着剤は不要です。

目的にあった葉面散布と、効果的な使用のタイミングをマスターすれば、環境変化に負けずに、作物の品質を向上させることができます。

高品質に多収『ジオバンクメソッド』

硝酸態窒素を有効活用

高品質に安定 多収穫メソッド
ジオ バンク メソッドのポイント
土作り微生物
苗作りミネラル
株作り酵素

このメソッドは、大量の窒素を投与出来ることである。

野菜を増収穫するには、収穫量に見合った窒素が必要とされます。

効率よく生産するには、植物(光合成/生合成)の生産性を高める必要があります。

そのために、酵素の働きを活用して、リン酸やカルシウム/マグネシウムなどの、ミネラルを多く施用することになります。(窒素後追い)

高性能な体力強力の緑化、この弊害を除去すべく、根作りと葉(株)作りを親株から育苗期で、充実した体質作りが重要です。

栄養成長期に思い切って、窒素を活かすこと。

成長期の窒素は、尿素などの高成分の窒素肥料を「リズム3」と混用で葉面散布する。

葉面散布に際しては、徒長を防ぐ手法として、リズム3の葉面散布が重要です。

根作り/株作りには、窒素からの豊富な硝酸態窒素を酵素で、ミネラルを効率よく効かす体質強化が重要です。

メソッドの作用・効果

イチゴの栽培で、花芽分化期や開花時の退化を防ぐことが出来れば、数倍の着果数の確保は容易である体質で、勢い/チカラが玉伸びを促します。

平均以上の多収が望めれば、低収作物から高収作物への転換であり、転作作物の地位は主作物へと評価が変わります。

問題は収穫である。

旺盛な生育で、通常の収穫期より早く(短期間で)規格サイズになることです。

安全・安心の野菜に

窒素は、植物組織のアミノ酸、核酸、タンパク質を構成する非常に重要な元素です。

野菜の多くは、肥料中の窒素成分を硝酸態窒素という形で取り込んで生長します。

化学構造から硝酸態窒素、アンモニア態窒素、尿素態窒素、シアナミド態窒素、有機態窒素の5つに分けられます。

硝酸態窒素は、硝酸イオン(NO3-)の形で存在する窒素のことである。

硝酸態窒素を含む肥料は、硝安、硝酸石灰、硝酸加里、硝酸ソーダ(チリ硝石)などです。

アンモニア態窒素は、アンモニウムイオン(NH3+)の形で存在する窒素である。

アンモニア態窒素を含む肥料は硫安、塩安、硝安(硝酸態窒素とアンモニア態窒素が半々である)、りん安(MAP と DAP)などがある。

尿素態窒素は、尿素に含まれている窒素成分で、植物の根から直接吸収することができません。

土壌中の微生物により、炭酸アンモニウムあるいは炭酸水素アンモニウムに分解された後、さらに硝酸態窒素に変化してから植物に吸収利用されます。

シアナミド態窒素は、石灰窒素に含まれている窒素成分で、毒性があり、植物に害を与えます。

土壌中で加水分解され尿素となり、アンモニア化成を経てアンモニアへ、さらに硝化作用を経て硝酸態窒素に変化してから植物に吸収利用される。

有機態窒素は、アミノ酸やタンパク質のような有機物に含まれている窒素成分で、植物には直接吸収されません。

微生物により、アンモニア態窒素に分解され、さらに硝酸態窒素に転換するという過程を踏んでから植物に吸収利用される。

一部の植物の根と葉はアミノ酸を吸収することができるが、その量が微々たるものです。(養分としての意義を無視してもよい)

窒素養分として、直接に吸収利用できるのは硝酸態窒素とアンモニア態窒素に限られる。

以下は、硝酸態窒素とアンモニア態窒素の違いを説明する。

土中の窒素

アンモニア態窒素はプラスイオンの形で存在し、土壌コロイドによく吸着されるので、土壌中の移動がほとんどない。

土壌微生物により、硝酸態窒素に転換されてから移動する。

従って、長期表面施用の場合は、アンモニア態窒素が表土に集中して、土壌の塩分集積の一因になる。

硝酸態窒素は、マイナスイオンの形で存在するため、土壌コロイドに吸着されず、水の流れに沿って拡散しやすいのです。

土壌に吸着されないため、降雨や灌漑により流亡しやすく、地表水と地下水の窒素汚染の一因になる。

土中の変化

硝酸態窒素は、嫌気的な環境下に於いて土壌細菌により、窒素分子(N2)や一酸化二窒素(N2O)分子に還元され、窒素ガスとなっては大気中に揮散していく。

アンモニア態窒素から硝酸態窒素に転換する条件

① 亜硝酸生成菌と硝酸生成菌の存在。これらの微生物がないと、反応が起きない。
② 土壌温度>20℃。土壌温度が低いと、亜硝酸生成菌と硝酸生成菌の活動が鈍くなる。
③ 土壌 pH5.5~7.5。強酸性土壌(pH<5.0)及び強アルカリ性土壌(pH>8.0)は微生物の活性を抑制する。
④ 充分な土壌水分と酸素がある。転換には好気性環境と水分が必要である。

根による硝酸態窒素の吸収はイオントランスポーターの方式で行う。

根の細胞膜にあるNRT 型硝酸イオン輸送タンパク質が硝酸イオンと結合して、細胞膜を通過し、細胞内に入る。

なお、硝酸イオンの吸収には代謝エネルギーを消費する能動輸送である。

根によるアンモニア態窒素の吸収は通常イオンチャンネルの方式で行う。根の細胞膜にある AMTアンモニア輸送タンパク質が分子内にゲートと呼ばれる構造があり、これが開くと外部のアンモニウムイオンはタンパク質の細孔(ポア)を通って細胞内に流れる。

イオンチャネルを介するイオンの移動には代謝エネルギーは必要でないが、その代わりに水素イオン(H+)を根外に放出する。

植物体内の転流、貯蔵と代謝

根に吸収された硝酸態窒素は、水分と一緒に道管を経由して地上部の各器官に転流される。

植物組織内に転流された硝酸イオンが細胞の液胞に蓄え、細胞内の硝酸還元酵素により亜硝酸イオン(NO2-)に還元されて、さらに亜硝酸還元酵素(NiR)によりアンモニア(NH3)に還元されてから、すぐグルタミン合成酵素(GS)とグルタミン酸合成酵素(GOGAT)によりグルタミン酸を合成し、アミノ酸とタンパク質の代謝に入ります。

一部の硝酸イオンが根細胞の液胞に蓄え、養分として生長に備える。

なお、液胞に蓄えている硝酸イオンは細胞の浸透圧調節にも働く。

アンモニウムイオンが植物細胞に対して毒性があるため、根細胞に入った途端、すぐグルタミン合成酵素(GS)とグルタミン酸合成酵素(GOGAT)によりグルタミン酸、グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(GDH)とアスパラギンシンテターゼ(AS)などによりアスパラギン酸などのアミノ酸に合成される。

合成されたアミノ酸は地上部に転流され、アミノ酸とタンパク質の代謝に入るほか、液胞に貯蔵することもある。

アンモニウムイオンの形で植物体内に存在することありません。

低温と日照不足で、光合成産物が足りない場合は、植物体内の窒素代謝が抑制される。

それに合わせるように、根によるアンモニア態窒素の吸収が強く抑制されます。

硝酸態窒素の吸収抑制がほとんど見られない代わりに、植物体内の硝酸態窒素(硝酸イオンと亜硝酸イオン)濃度が高くなる。

10~3 月の冬春シーズンに、野菜中の硝酸態窒素濃度が高いのはこの理由である。

他の養分との拮抗と相乗

硝酸態窒素は塩素との拮抗があり、塩素イオンの吸収を阻害するが、ほかの養分を拮抗することがありません。

カリウムとカルシウムは、硝酸態窒素の吸収を促進します。

アンモニア態窒素は、カルシウムとマグネシウムなど、陽イオンの吸収を阻害します。
これは、根の細胞膜受容体表面のイオン競合、根細胞膜のイオンチャンネルの争奪競争などによるものと推測されます。

施用後の肥料効果の現れ時期

アンモニア態窒素は、土壌中に硝酸態窒素に変化してから根に吸収されるので、肥料効果が見られるのは施用 2~5 日以降である。

速効性ではあるものの、硝酸態窒素より時間がかかる。

特に低温時期、土壌が強酸性とアルカリ性の場合はさらに時間が必要である。

土壌温度 30℃の条件に於いて、尿素がアンモニア態窒素に分解されるには 2~3 日、アンモニア態窒素から硝酸態窒素に転換するには 1 日だけで完了します。

高品質に体質改善に「リズム」を活かす

植物を育てるHow to本を手に取ると、必ずといっていいほど、次の言葉が出てきます。

・窒素(含まれる元素N)

・リン酸(含まれる元素P)

・カリウム(含まれる元素K)

これらは、植物が育つために大切な3大栄養素と言われています。

特に、窒素は種が発芽したあと、葉や茎を生長させるのに大切とされています。
(葉や茎がなければ、光合成ができませんからね)

ところで、植物は、窒素をそのまま栄養素として取り込むことができません。

窒素はまず、ごく限られた微生物(根粒菌や放線菌)の活用によって、アンモニア態窒素という形態になります。

さらに、硝化菌という生物によって、硝酸態窒素という形態にされます。

硝酸態窒素は、土壌中にある微量金属と結合して、結晶化します。

この結晶を 「硝酸塩」といい、結晶が液体に溶けたものを「硝酸イオン」といいます。

植物は、「硝酸イオン」になって初めて、 水と一緒に根から吸収することができるのです。

吸収された「硝酸イオン」は、体内の酵素や光合成の働きによって、生長に必要なアミノ酸やタンパク質に合成されていくわけです。

硝酸態窒素の基礎知識

硝酸態窒素の危険性は、過大に騒がれている。

詳しくは、J・リロンデル、J-L・リロンデル著『硝酸塩はほんとうに危険か』(農文協)を読んでいただきたいが、簡単に書くと以下のようになる。

土壌中の硝酸態窒素

通常、土壌中の無機窒素は、アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素の3つの形で存在する。

通常、有機物が分解されるとまずアンモニア態窒素が生成される。

また、硫安、尿素などのアンモニア態窒素の肥料が施肥されることもある。

これらのアンモニア態窒素は土壌中の硝酸菌の作用で亜硝酸態窒素を経て硝酸態窒素にまで変換されることがある。

生物地球化学的循環のひとつである窒素循環により、大気中の窒素は微生物などで無機化されて土壌に取り込まれてアンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、そして硝酸態窒素と形を変えていきます。

硝酸態窒素が成長に必要な理由

植物と硝酸態窒素の関係

植物は、大気中の窒素を直接吸収することができませんが、土壌に含まれた硝酸態窒素を根から吸収することで、窒素を取り込んでいます。

根から吸収された硝酸態窒素は、葉に送られ、光合成産物と共に植物の構成成分に使われます。

この硝酸態窒素が高濃度になることが、一部で問題視されています。

植物は、硝酸態窒素が過剰に供給されると、それらを消化しなくてはならなくなり、急激に細胞を大きくして、背丈を伸ばしたり葉を大きく茂らせたりします。

(=いわゆる徒長) ちょうど、人間がカロリーの高い食事を摂りすぎて太ってしまうのと似ています。

メタボ(メタボリック症候群)みたいなものですね。

植物は自分を守るため硝酸態窒素が土中に有れば有るだけ根から吸収し蓄積していきます。

安心・安全な野菜作りと硝酸態窒素

硝酸態窒素自体は、有害なものではありません。

しかし、体内で還元されて亜硝酸態窒素に変わるとメトヘモグロビン血症という酸欠状態になることがあります。

硝酸態窒素は土壌に吸着されにくく、過剰に施肥すると雨や水やりで簡単に地下水や河川水に溶け出てしまいます。

害虫の多発による農薬の使用増

窒素肥料の過剰施肥により、アブラムシなどの害虫が発生しやすくなることが知られています。

減肥基準とは

減肥基準とは、土壌診断により土壌中の肥料成分が過剰蓄積されていることが明らかになった場合の施肥量を削減する基準です。

野菜・花き・果樹・水稲などの栽培方法や作物の種類によって、どの成分をどれだけ削減すれば良いのかが分かります。

基準が定められていない地域もあるため、その場合は近隣の基準を参考にしてみましょう。

減肥した場合は、作物の生育状況を確認しながら、生育不良などが見られる場合は、追肥などの調整が必要になります。