良い土の特徴や見分け方、堆肥作り、肥料、カルシウムを解説。

元気な野菜を作るため「土作り」
団粒構造がうまくできていないと、土が固く締まり、排水や保水がうまくいかず、通気性も保肥力(土が養分を保つ力)が弱まってしまいます。
土作りに必要な「堆肥」
堆肥を土壌にすき込むことで、物理的に保水性や排水性、通気性、保肥力がよくなり、また微生物の堆肥をエサとして、活性化します。
堆肥を腐葉土と混ぜる土作り
腐葉土作りに使う落ち葉は、落葉広葉樹(ケヤキ、クヌギ等)がお勧め。
野菜の健康は、肥料
野菜が育つのには、窒素・リン酸・カリウムの三大要素に、高品質に多収穫に重要な微量要素(カルシウムやマグネシウム)が必須です。
野菜作りの土作りに「カルシウム」が必須
カルシウム(石灰)を使用せずに、堆肥やぼかし肥を使ってpHのバランスをとる方法もありますが、日本は雨が多く土が酸性に傾きやすくなっています。
石灰には、いろいろな種類がある
カキガラ石灰やサンゴなどを使用するのがお勧めで、効き目が穏やかなので、アルカリ性に偏りすぎず、土も硬くなりにくいのが良いところです。

肥料の与え方
元肥(施肥)は、種まきや植付け時に最初に与える肥料の事。
追肥は、生育ステージ毎に、随時 肥料が不足になってきたら追加で与える肥料を言います。
肥料の効き方
(1) 速効性肥料
一般的に化学肥料などは早く効きやすく、早く効果が無くなる傾向にあります。
(2) 遅効性肥料
一般的に有機肥料などがこれに該当します。
(3) 緩効性肥料
初期〜後期まで肥料が効くように加工された肥料です。
収穫物の品質向上や草勢や樹勢が弱いとき、根の機能が低下したときや生理障害が現われたときなどに、速効的に使われています。
葉面散布で、発根や活着を促し旺盛に肥料を吸収させ、作物を大きくしているのです。
アミノ酸酵素は、品質向上や発根を促し、葉物野菜や果実などに多く使われています。
生命活動の根幹に重要なミネラル、十分に供給されることで細胞分裂は活発になり、生命活動を支える酵素の働きが旺盛になります。

土壌施用で調整をするには、高度な知識と技術が必要になります。
過剰投与による障害もでやすいため、葉面散布でミネラル分をコントロールすることは重要です。
葉や茎からも養分を吸収させ、葉面や土壌微生物にも活力を与える、「リズム3」有機アミノ酸 酵素剤は、画期的な特殊肥料です。
※ 生育状況を見ながら、適切な微量要素や窒素コントロールを5~7日おきに3~5回散布してください。
<葉面の期待効果>
○ 湿害で根から養分の吸収が低下したとき
○ 微量要素欠乏を補うとき
○ 未消化の体内窒素を低減したいとき
○ 高品質に多収穫したいとき

葉 面 散 布 時 期
エネルギー効率のよい生育が、農産物の品質を高める。
〇 葉面吸収の盛んな午前中に散布します。
〇 日中の高温時は、薬害がでやすいので注意してください。
〇 降雨直前や風の強いときは、散布を避けてください。
〇 栄養成長(根/株作り)や生殖成長(花芽分化)をコントロール。
〇 根痛みの、発根/活着を補う。
葉 面 散 布 濃 度
〇 葉面散布剤を用いるときは、指示された方法で散布します。
〇 高濃度で葉焼けの障害が生じ、幼植物や生育の衰えたときは薄くします。
葉 面 散 布 方 法
〇 養分吸収は、葉の表面より裏面のほうが多いので裏面にも散布します。
〇 古い葉より新しい葉のほうが吸収が盛んなので新葉を中心に散布します。
〇 カルシウムは、移動しにくい要素で欠乏の現れている葉に散布します。

葉 面 散 布 施 用 目 安(摘要)
■ 葉菜類の場合
・天候不良時の生育促進
リズム3 カルシウム混用 各1000倍希釈
・葉色の改善
リズム3 尿素混用 各1000倍希釈
・品質、日持の向上
リズム3 カリ混用 各1000倍希釈
・結球促進
リズム3 800倍希釈
■ 果菜類の場合
・成り疲れ防止
リズム3 尿素混用 各1000倍希釈
・天候不良時の生育促進
リズム3 カルシウム混用 各1000倍希釈
・肥大促進、品質、日持の向上
リズム3 マグネシウム混用 各1000倍希釈
・軟弱徒長防止、着花促進
リズム3 リン酸混用 各1000倍希釈
【果樹類】
・生育ステージに合わせて、散布してください。
■ 開花直前に
・花粉に力をつけ結実をよくする
リズム3 1000倍希釈 定期的に活用
■ 落花直後から
・力強い葉の早期確保
リズム3 1000倍希釈 定期的に活用
・養分転換期の栄養補給
リズム3 1000倍希釈 定期的に活用
・果実の細胞分裂促進
リズム3 1000倍希釈 定期的に活用

■ 幼果肥大期
・樹勢を安定し果実の肥大促進
リズム3 1000倍希釈 定期的に活用
■ 花芽分化期
・梅雨時の徒長を抑制する
リズム3 リンカリ混用、もしくはカルシウム混用
1000倍希釈 3~5日毎に活用
・花芽分化を促進し、花芽を充実させる
リズム3 500倍希釈 3~5日毎に活用
■ 果実肥大期
・樹勢を安定し果実の肥大促進
リズム3 1000倍希釈 定期的に活用
■ 着色期
・着色促進と地色を向上する
リズム3 カルシウム混用 各1000倍希釈
■ 収穫後に
・樹勢を回復させ、貯蔵養分を増大する
リズム3 尿素混用 各1000倍希釈
注 意 事 項
・小児の手の届かない場所に、保管してください。
・希釈液は、使い切ってください。
・目に入った場合は、水でよく洗い流してください。
・直射日光や高温になる場所での保管は、さけてください。
・長期間静置すると沈殿物や固形物が析出することがありますが、品質に問題ありません。
※よく振ってお使いください。